2011年10月3日月曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 1章9~20節 復活の主の顕現(その3)

 
復活の主の顕現 1章9~20節(その3)
   
神様に属する者も罪人であることには変わりがありません。
それゆえ、ヨハネはキリストの輝きを前にして地に倒れ、
死んだような状態になります。
神様の聖さを前にして罪人にできることは他にはありません。
イエス様は、福音書の多くの出来事のときと同じように、
「恐れるな」、と話しかけられます。
イエス様は、真理と恵みと聖さと愛とに満ちています。
 
17節でイエス様は神様の本質に関するこれまでの言及を
御自分のことにもあてはめます。
御父と同様に、御子もまた
「初めと終わり」、すべての始まりとすべての終わりです。
「ヨハネの黙示録」は他の箇所でも神様の三位一体性について教えています。
イエス様は父なる神様と同じ本性をおもちなのです。
 
18節でイエス様は、御自分の偉大さと悪魔の矮小さについて語られます。
悪魔は実に取るに足りない存在であり、
自分の帝国に入る鍵さえ持っていません。
イエス様がその鍵を悪魔から取り上げたからです。
イエス様には人間を苦痛の絶えない地獄へと裁く権能があり、
また地獄に陥らないように人を救い出す権能もあります。
人と神様の間の裁き主は、
悪魔ではなく、イエス様なのです。