2010年11月19日金曜日

「コリントの信徒への第一の手紙」4章 パウロの職務

パウロの職務

「コリントの信徒への第一の手紙」4章

 
はじめの章でパウロは、コリントの教会の問題を取り上げました。
その問題とは、教会が幾人かの教師を中心とするグループに内部分裂していた、ということです。
この後でパウロは、あることを念頭に置きつつそれについては明かさないまま、福音が人間の教えではなく神様の教えであることを語り始めます。
福音は、神様の知恵であり、理性にとっては愚かしいことであるため、人間的な諍いとは何のかかわりもないのです。
この後でパウロは3章で、「御言葉の説教者は皆、神様の御前で自分の使命と責任があり、教会が彼らに関して争い合うべきではない」、ということを強調しました。
あちこち寄り道した末、ようやく今パウロは、教会内に騒乱を巻き起こした争いの解決に乗り出します。
その争いはパウロ自身にとっても大きな問題でした。
すなわち、コリントの信徒たちの全員が、パウロの使徒としての権威を認めているわけではなかったのです。
このことについてパウロは1章ではまったく触れませんでした。
やっと今になって、長い教理的な説明をした後で、彼はこの問題に着手しました。

0 件のコメント: