第1回目の集まりのために 「ローマの信徒への手紙」1章(その1)
第1章でパウロは、最初の挨拶の後すぐに、
この手紙の主要なテーマである信仰の義について触れます。
この章でのパウロの主な目的は、
異邦人(非ユダヤ人)が神様の御前で罪深い存在であり、
自分自身の力では神様を見つけられないほど
絶望的な状態にあることを示すことでした。
1)大抵の場合パウロは 、
手紙の受取手である教会の存在について、
神様に感謝を捧げることから、
手紙を書き始めています。
このことは、
パウロが日々神様の御前で、
それらの教会のためにとりなしの祈りを捧げていたことを示唆しています。
すでに旧約の時代にも、
ユダヤ人の一日の生活は、
神様への感謝(感謝の詩篇)で始められました。
キリスト信仰者はこの伝統を受け継いだのです。
朝のお祈りの時をラテン語でLaudes(賛美)と呼ぶのはその表れです。
私たちは、神様に感謝することを
どのように学ぶことができるでしょうか。
皆で、「詩篇」100篇と103篇を読んでみてください。