2012年9月7日金曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 20章7~10節 最後の戦い(その2)


 
最後の戦い 20710節(その2)

 
 
最後の戦いは激しいものになります。
悪魔は多くの者を味方につけ、
戦争に勝つためにありとあらゆる手段を講じます。
ヨハネは戦いを詳細に描いたりはしませんが、
その最終結果については報告しています。
すなわち、
天から火が降ってきて、悪魔一党を打ち砕くのです。
イエス様は勝利者となり、
その日には悪魔が最後の戦いで敗れたことを皆が知ります。
この世の終わりが来て、悪魔は地獄に投げ込まれます。
この地獄は「火の湖」と名付けられています。
そこにはまた悪魔の手下たち、獣、偽預言者がいます。
彼らの苦しみは絶えることがありません。
悪魔は一味もろとも自分自身の悪行の報いを受けます。
その報いとは、永遠の死です。
  
「地獄には終わりがないわけではない。
地獄は一定期間続いて、
その後は地獄に落ちた者たちは存在しなくなるのだ」、
と主張する人々がいます。
しかし、聖書はそれとはちがうことを教えています。
天国は永遠であり、地獄もまたそうなのです。
ヨハネは地獄を描くときに、
「昼も夜も、世々限りなく」
という言葉を用いています(2010節)。