2012年9月26日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 21章9~21節 新しいエルサレム(その1)


 
新しいエルサレム 21921節(その1)
  
 
天使がヨハネのもとに来て小羊の妻を見せます。
「小羊の妻」は
新世界に入れていただいた「キリストのもの」なる人々の群れ
を意味していると思われます。
ヨハネは新しい都の様子を描き出します。
前にも言ったように、
ある目的のためにヨハネはそうしているのです。
目的地に到着して歓喜する教会と新世界とは
非常に密接な関係にあるので、
それらについては一緒にして語られるのだし、
同じ名で呼ばれるわけです。
  
ヨハネは
目にしている光景を言葉であらわすことに困難を覚えます。
彼は新しいエルサレムを光り輝く宝石にたとえます。
神様が都にお住いになっているため、都は光を発散しています。
新しいエルサレムの建築には
12という数字が分かちがたく結びついています。
選ばれた民は12の部族に区分されていました。
そして、それぞれの部族の族長の名前が
都の12の門に書き込まれています。
都の城壁には12個の礎石があり、
そこには12人の使徒の名が記されています。
このことは、
神様の御計画には「旧約と新約」という
二つの段階があったことを想起させます。
人類を救うために神様が何をしてくださったのか
について新世界でも銘記されている、ということです。
門のイスラエルの12部族の名と城壁の12使徒の名は、
そのことについて語っているのです。