2012年8月29日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 20章1~6節 千年王国(その2) 


 
千年王国 2016節(その2)

 
 
イエス様もまた、サタンの捕縛について語られています
(「マタイによる福音書」1229節)。
これによってイエス様は、
御自分の悪魔に対する勝利を意味しておられました。
イエス様は敵よりも強いお方であり、
それゆえ、
悪魔の活動はイエス様が許可なさる範囲内に留まっています。
つまり、千年王国の描写においても、
悪魔が捕縛されているということは、
必ずしも悪魔の活動が完全に止んだことを意味しないのです。
むしろそれは、
サタンの活動が制限された、という意味にとることができます。
神様は悪魔を捕縛なさったので、
悪魔が手出しできることは
神様が許可されることがらに限定されています。
例として、ここフィンランドでは
キリストの教会は何百年もの間、
福音を自由に宣べ伝えることができました。
千年王国の幻に関するアウグスティヌスの説明の仕方は、
(近年までの)フィンランドにもよく当てはまります。
フィンランドではサタンの活動は制限されてきたので、
サタンはここでは鎖で縛られてきたかのようです
(最近ではフィンランドでも
サタンの活動が激しくなってきているのは否めない事実です)。