2012年5月9日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 第8回目の終わりのメッセージ


  
終わりのメッセージ
  
偽りの反映
  
 
小鳥が私たちの夏の小屋のほうに飛んできて、窓に当たりました。
軽いぶつかる音がして、哀れな小鳥はこときれ、地面の上に落ちました。
首が折れたのです。
どうしてこのようなことになったのでしょう。
それは、窓が景色を映し出していたからです。
窓というものを知らない小鳥、ときには大人になった鳥でさえも、
自由な航路を見つけたと思い込み、ガラスに衝突する場合があります。
  
すべての場所を通り抜けることはできません。
人生には「偽りの反映」とでも呼べるものがあります。
それらは、いろいろと大層なことを約束するものの、
実際には何も与えてはくれません。
それには若者も老人も騙されてしまいます。
彼らは自分で自分を欺いてしまうのです。
  
それに対して、神様の御言葉は、
実際には提供しないものを与える約束をしたりはしません。
御言葉は、救い主を通して命を与えてくれます。
御言葉は、未来と希望を与えてくれます。
  
この道では、幸福や順境などは全然ないか、
あったとしても、それほど多くはありません。
しかし、この道を歩めば、
首を折るようなことは決してありません。
  
(ラウリ コスケンニエミ 「恵みはすぐ近くに」)