2012年5月11日金曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 14章1~5節 私はあなたがたと共にいます(その1)


  
ヨハネの黙示録14
   
私はあなたがたと共にいます 1415節(その1)
   
  
1節には、イエス様が共におられる144000人の人々がでてきます。
7章は、これと同じグループについて語っていました。
その章の説明で言ったように、印を受けている144000人の人々は、
地上で戦っている神様の教会をあらわしているものと思われます。
前章には、
世で荒れ狂い、神様の民に対して戦いを仕掛ける「獣」がでてきます。
シオンの山の上の小羊の幻は、
戦場の只中で存続している教会を励まし慰めてくれます。
イエス様は私たちと共におられ、
御自分に属する人々を見捨てたりはなさいません。
戦いが激しくなっても、
神様の敵とその手下が襲い掛かってこようとも、
神様に属する人々がおびえても、
心配は要りません。
神様が私たちの傍におられるからです。
悪魔が攻撃してくるとき、パウロのようにこう言うことができます、
「もしも神様が私たちの側についてくださっているならば、
一体誰が私たちに敵対できるというのでしょうか」
(「ローマの信徒への手紙」831節)。
  
2節で、ヨハネの視線は天国へと向けられます。
天国にいる者の群れが新しい賛美歌を歌って、神様を賛美します。
3節では、戦う教会に再び大いなる約束が与えられます。
今は地上で苦境に立たされている「神様のものたち」もまた、
いつか天国に入り、
そこで今もうすでに天国で響いている賛美歌を覚えるようになる、
という約束です。