神殿を測るヨハネ 11章1~2節(その2)
2節にある「期間」(ここでは「四十二ヶ月」)は
「ヨハネの黙示録」には何度も出てきます
(例えば、「三年半」、「千二百六十日」、「一年、二年、半年」)。
これらの期間は常に悪魔の活動に結びついています。
これらの数字は、期間の長さを語っているというよりは、むしろ、
この期間に悪魔は暴動を起こすことが許されており、
悪魔の活動がどのくらい長く継続するかは神様がお定めになっている、
ということを語っているようです。
神様の定められた期間が終了するとき、
悪魔の攻撃は、たとえ悪魔自身はもっと続けようとしても、
止むことになります。
紀元前167~164年の三年半の間、「ダニエル書」の預言通りに、
エルサレムの神殿は冒瀆されました(「ダニエル書」7章25節)。
この時に、異教徒である王が神殿に偶像を持ち込み、
それらを拝むように強制し、
神殿で豚を犠牲として捧げること(ユダヤ人にとってはおぞましい行為)
を命じました。
このことから、
「三つ半」という数字は、「ヨハネの黙示録」において、
「三つ半」という数字は、「ヨハネの黙示録」において、
「悪が特別なやり方で騒乱を巻き起こすのを許される期間」
をあらわすものとなったのでした。