2013年8月26日月曜日

「ヨハネによる福音書」ガイドブック 14章15~31節 聖霊様をいただく約束(その2)


 
聖霊様をいただく約束 141531節(その2)


この箇所のもうひとつのメインテーマは、
イエス様に属する人々が
彼らの師、イエス様の御言葉に対して従順を貫かなければならない、
ということです。
もしも人がイエス様を愛しているのならば、
その愛は人の具体的な活動の中にあらわれます。
その人は、
主御自身が言葉で伝えてくださった御心に従いたい、
という思いをもちます。
これは、「ヨハネによる福音書」や「ヨハネの手紙」の中で
繰り返し強調されていることです
(例えば「ヨハネの第一の手紙」2711節)。
主への愛とは、
たんなる机上の空論ではなく、
イエス様の御言葉を真理としてそのまま真剣に受け入れることなのです。
イエス様を愛している人は、
その一方でイエス様の御言葉を拒絶はできないはずです。
この箇所の最後の部分では、暗闇が栄光を覆い始めています。
イエス様の十字架の道への時が、すぐそこまできています。
御子が天の父なる神様の御旨に対して従順を通されます。
それは、
御子が先に自分で言われたことを実行なさる、
ということです。
天のお父様への愛は、具体的な活動を通して測られます。
そして、主イエス様は十字架への道へと向かわれます。