2013年5月3日金曜日

「ヨハネによる福音書」ガイドブック 第10回目の質問(10章)



「ヨハネによる福音書」10

10回目の質問
  

イエス様はよい羊飼いであり、神様の御国への門です。

1)この章のはじめには、
「羊の園」、「番人」、「羊飼い」についての話があります。
羊たちが羊の園に戻されるのは、いつごろでしたか。
なぜ羊たちは自分の羊飼いの声を聞き分ける必要があったのでしょうか。
  
2)10章の背景には、旧約聖書の多数の箇所が関係しています。
たとえば、「エゼキエル書」341116節、2331節、
「列王記上」2217節、「詩篇」23篇などを読んでみてください。
  
3)獣が羊を襲う時、雇われた羊飼いと羊の持ち主とが
互いに異なる態度を取るのはどうしてなのか、考えてみてください。
  
4)イエス様は、「強盗」や「盗人」に気をつけるように、と言われます。
彼らは誰なのでしょうか。
また、私たちの時代にも彼らは現れますか。
   
5)「私にはまた、この園の中にはいない他の羊たちもいます。
そして、私は彼らのことも連れて来なければなりません。
彼らは私の声を聴きます。
こうして一つの群れと一人の羊飼いがいることになります」
(「ヨハネによる福音書」1016節)と言われるとき、
イエス様は誰のことを指しておられるのでしょうか。
  
6)なぜ盗人が羊の園に入り込めるのでしょうか。
  
7)18節でイエス様は、御自分の命を捨てることについて語られます。
そして、
もしも御自分で捨てるのでなければ、誰もその命を取ることができない、
とも言われます。
イエス様が捕らえられ苦しい死を遂げられたことに関して、
この御言葉に基づいて、私たちはどのように考えるべきなのでしょうか。
   
8)「マルコによる福音書」においては、
イエス様は御自分がメシアであることを隠し、
多くの人の前ではお話しになりません。
「ヨハネによる福音書」においては、
イエス様は御自分がメシアであることを話されますが、
それを聞いた人々は何も理解しません。
要点は、どちらの福音書においても、
「イエス様こそメシアなり」という教えは「奥義」である、
ということです。
イエス様の敵対者たちは、
イエス様がなさった奇跡の数々をどのように説明しようとしましたか。
  
9)イエス様とユダヤ人の指導者たちとの間の争いは激しさを増していきます。
この章のおわりには、すでに暗雲が立ち込め始めています。
なぜユダヤ人たちはイエス様を殺そうとしたのでしょうか。
    
10)39節によれば、
機会があったにもかかわらず、ユダヤ人たちはイエス様を殺しませんでした。
それはなぜでしょうか。