2012年10月24日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 22章10~17節 イエス様のお話(その3)


 
イエス様のお話 221017節(その3)

 
 
16節で、イエス様は御自分を
「ダヴィデの若枝」、「輝く明けの明星」と呼んでおられます。
「イザヤ書」はダヴィデの家系の若枝について語っています
(「イザヤ書」111節)。
この「ダヴィデの若枝」とは、
失権したダヴィデの家系から
いつか生まれることになる王のことを指しています。
御自身をダヴィデの若枝と呼ぶことによって、
イエス様は御自分が
旧約聖書の約束してきたメシアであることを
啓示されているのです。
イエス様にあって、イザヤの預言は成就されました。
イエス様こそが
皆に待ち望まれてきたあの「ダヴィデの子」なのです。
新しい一日が始まろうとするときに、明けの明星が見られます。
イエス様はまさにこの「明けの明星」なのです。
イエス様の死と復活とは、
人間の世界の歴史において「新しい日」の始まりを告げました。
「新しい日」はまた、
イエス様が栄光に包まれて地上に再臨なさる時にも始まることになります。
  
「ヨハネの黙示録」のはじめのほうの箇所には、
七つの教会に向けて書かれた七つの手紙がありました。
17節では、教会生活に話が戻されます。
ここで再び「花嫁」と呼ばれている神様の教会は
イエス様の再臨を待ち望み、
それが早く実現するように神様の御霊と共に祈ります。
この節はまた、神様の教会の使命を思い起こさせます。
教会は命の水をそれを欲する者皆に分け与えます。
命の水は永遠の命をあらわしているものでしょう。
そして、それにあずかれるのは、
まさしく神様の教会を通してなのです。