2012年2月23日木曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 8章6~13節 最初の四つのラッパ(その2)

  
最初の四つのラッパ 8613節(その2)
  
 
イエス様の再臨の前に何が起きるか、
そのすべてを私たちは知りません。
「裁きの日」が来る前に、
世は様々なやり方で打ちのめされる、
と「ヨハネの黙示録」は語っています。
このようにして神様は
人々に語りかけておられるわけです。
私たちはあまりにもかたくななので、
神様の優しい語りかけに耳を貸そうとはしません。
それで、神様は厳しい処置を取らざるを得なくなるのです。
しかし、これは神様の恵みであり、愛なのです。
神様は、
誰も死んで地獄に落ちることがないように、
と望んでおられます。
神様は私たちを
よいことと悪いこととを通して御許に招いてくださいます。
  
11節は近年話題になった箇所です。
ここでチェルノブイリの原子力発電所の事故(1986年)のことが想起されます。
「チェルノブイリ」という名はウクライナ語に由来し、
「ニガヨモギ」という意味です。
それで、チェルノブイリの原発事故で
「ヨハネの黙示録」の「ニガヨモギ」という名の星に関する予言が実現した、
とさえ言われることがあります。
しかし、それは言い過ぎでしょう。
チェルノブイリの原発事故は小規模の災害に留まりました。
汚染された水の量も「三分の一」をはるかに下回りました。
にもかかわらず、
チェルノブイリの災害には「ヨハネの黙示録」と何らかの関係があります。
ほかでもない「ニガヨモギ」という名の原子力発電所が
放射能汚染を周囲の環境に撒き散らしたのは、
たんなる偶然ではありません。
「ヨハネの黙示録は真実だ」というしるしを
神様が与えてくださったのだ、
と(少なくとも)私自身は信じます。
神様が災害の発生を許されるのは、
人々がはっと我に立ち帰って、
活きておられる神様とその御心を捜し求めるようにするためなのだ
と思われます。