144000人とは一体誰のことか? 7章1~8節(その3)
「ヨハネの黙示録」には
印を受けた144000人についての箇所がもうひとつあります。
14章で、
イエス様はシオンの山で、144000人の印を受けた人々と共におられます。
上述の説明はこの幻にもよく適合します。
13章には、
地上で活動している神様の教会に対して
戦い暴れまわる「獣」についての記述があります。
イエス様と印を受けた144000人に関する幻は、
神様に属する人々に対して、
イエス様は御自分の群れを見捨てたり、
獣が神様の民を滅ぼすようには決してなさらないことを保証しています。
イエス様は教会の中心にいて、
神様に属する人々を見守っておられます。
「ヨハネの黙示録」が描く嵐の数々を読むときに、
このことを知っておくのはとても大切です。
「私は世の終わりまで、日々、あなたがたと共にいます」、
とイエス様御自身も約束しておられます
(「マタイによる福音書」28章20節)。
神様に属する人々のグループの中からさらに、
特別に優遇されている小さなグループを選り分けることを
聖書に基づいて正当化するのは、困難です。
洗礼を受けイエス様を信じている人は皆、
神様の子供であり、
他の人たちにくらべて優れていたり劣っていたりはしません。
「ユダヤ人であるかギリシア人であるか、
奴隷であるか自由人であるか、
男であるか女であるか、
ということは関係ありません。
あなたがたは皆、キリスト・イエスにあってひとつだからです」、
と「ガラテアの信徒への手紙」3章28節は教えています。
この御言葉は、
144000人の印を受けた人々が、
神様に属する人々のグループの中でも
特別に優遇された集団などではありえないことを、
告げています。