2012年2月8日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 7章9~17節 誰も数えることのできないほど大きなグループ

   
誰も数えることのできないほど大きなグループ 7917
   
  
この世で戦っている神様の教会は、
神様が御自分に属する人々の世話を引き受けてくださっているおかげで、
励ましをすでに受けています。
それから、ヨハネは別の幻を見ます。
その幻も、
神様に属する人々が世の嵐の中で耐えていけるように、
励まします。
ヨハネは「戦う教会」を見ました。
そして今、
「天国で歓喜する教会」が彼に示されます。
世の悪が過ぎ去り、
神様に属する人々が最後の一人にいたるまで天国に入った瞬間を、
ヨハネは目撃しました。
天国に入ったグループの中には、
あらゆる国民から、国から、部族から、語族からの人々が含まれています。
彼らは長くて白い衣を身に着け、棕櫚の枝を手にしています。
「白い衣」は
神様に属する人々がもっている「義」をあらわしているのでしょう。
14節には、どのようにしてその義をいただけるかが書いてあります。
白い衣をもっているのは、
自分の衣を小羊の血で洗った者です。
イエス様の血だけが、罪人をきれいに洗います。
それなしでは、誰も聖なる神様の御前で耐えることができません。
「棕櫚の枝」は、
当時一般に「勝利のしるし」として
(競技などの)勝利者に与えられたものであり、
ここでも同じ意味で用いられています。
天国に入った人々は勝利し、終わりまで信仰を失いませんでした。
今や彼らは、もはや悩みも苦しみもない場所にいます。
とはいえ、
その勝利は彼ら自身の力で得られたものではありません。
イエス様が勝利者であるがゆえに、
イエス様に属する人々も勝利にあずかれるのです。
   
ヨハネは以前すでに一度、
天国の礼拝を傍らから眺めることができました
(「ヨハネの黙示録」45章)。
今彼は、
神様に属する人々が皆天国に入り永遠の命が始まった時に、
どのように神様を礼拝するのかを目の当たりにします。
天使たちと共に、救われた人々は神様に感謝し歌います。
(罪赦されて)人が天国に入れたことで栄光をお受けになるのは、
神様おひとりです。
誰も自分自身の力では天国に入れません。
しかし、
神様が(信じる者を)天国へと運び入れてくださるので、
そこにはあらゆる国民に属するおびただしい数の人々がいるわけです。