最初の四つのラッパ 8章6~13節(その1)
七人の天使が一人ずつ順番にラッパを吹いていきます。
そして、ヨハネに幻が示されます。
封印の幻とラッパの幻は互いに結びついています。
ラッパの幻は、
すでに第六の封印の箇所で語られたことに関する
一層正確な描写だと思われます。
それらは
世の終わりの有様、
イエス様の再臨の直前の出来事を描いています。
ラッパが鳴り渡る時に、
ヨハネは衝撃的な光景を目の当たりにします。
天から雹や火が降り注ぎ、
自然は死滅し、
海は汚染され、
星が空から落ち、
太陽も月も光を失い、
大地は揺り動かされます。
これがどの程度まで象徴として語られたものか、
私たちは知りません。
確かに人間は、
海の生き物を殺したり、
地球の一部を丸ごと焼き払ってしまえるような
恐るべき手段を発明しました。
もしかしたら、
キリストの再臨の直前に、
人間のこれら発明品の数々が人々の手に負えなくなり、
世界を破壊することになるのかもしれません。
あるいはまた、
神様が、
前代未聞の大災害により、
そのありとあらゆる手段を通じて
世界を完膚なきまでに打ち砕かれる、
ということなのかもしれません。