2011年11月14日月曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 3章7~13節 フィラデルフィアの教会への手紙(その2)

フィラデルフィアの教会への手紙 3章7~13節(その2)

 
神様の教会は敵に対しても福音を伝えます。
それを示しているのが、9節です。
何人かのユダヤ人がクリスチャンになる、とイエス様は約束してくださいます。
キリストの教会こそが、神様の愛する「真のイスラエル」、
神様の民であることを彼らは理解するようになるのです。
 
神様に属する人のこの世における人生は、楽ではありません。
イエス様に従う人は、主のように「十字架の道」を歩みます。
これは、フィラデルフィアの信徒たちも実際に体験したことです。
圧迫を受けた教会には大いなる約束が与えられました。
すなわち、この教会を守ることと、
神様がこの世を裁かれる「最後の日」に御自分に属する人々を救うことを、
イエス様は約束されたのです。
そして、この約束は私たちに対しても与えられているものです。
私たちは、終わりまでイエス様に属し続けさえすれば、
最後の裁きの時に救われるのです。
  
イエス様はフィラデルフィアの教会の信徒たちに、
何が彼らを待っているか、思い起こさせます。
彼らには天国の神殿に自分の場所が用意されています。
彼らは、もはや悲しみも世のわずらいもまったくない場所へと旅を続けているのです。
天国で何が待っているかを覚えれば、天国への旅路を続けていく力を得るものです。
御自分に属する人々を天国の神殿の柱とする、というイエス様の約束は、
ゆるぎない永遠の命をあらわしています。
神殿の柱が神殿から取り除かれ他の場所に移されることがないのと同じく、
天国に入った人々が天国から追放されるようなことも決してありません。
天国に入った人々に授けられた神様の御名は、
彼らが誰に属しているか、よくあらわしています。
彼らは永遠に神様に属しているのです。