2009年3月12日木曜日

マルコによる福音書について 9章14~29節

「不信仰な私を助け出してください!」 9章14~29節

輝く山のふもとにはこの世での苦難が待ち受けていました。小さな子どもを苦しめている悪霊を弟子たちが追い出すことができなかったため、大騒ぎになっていました。イエス様がデーモンに命じると、それは子どもから出て行きました。実は、この出来事の核心には、すべての人を悩ませている「信仰と不信仰」という問題があります。弟子たちの信仰は暗闇の諸霊と戦うには十分ではありませんでした。大勢の人たちや苦しんでいる父親の見守る中で、弟子たちは悪霊に敗北してしまったのです。自分たちの不信仰に悩まされ、興味本位で騒ぎたてている群衆に取り囲まれて、弟子たちはふつうでは考えられないほどの忍耐を強いられたのでした。この子どもの父親の信仰と不信仰は、今に至るまで人々の心に深い印象を与えてきました。父親は信じています。しかし、彼の信仰はイエス様の求めておられる「水準」には足りませんでした。信じる者にはあらゆることが可能です。父親の信仰の力では「山を移動させる」ことができません。にもかかわらず、父親はイエス様に助けていただくために、イエス様の御許に留まり続けようと決心しました。イエス様は彼を追い出すどころか、自分の不信仰を嘆くあわれな父親とその息子に対して、助けを差し伸べられたのでした。