2014年2月10日月曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック はじめに


これからは、「ローマの信徒への手紙」について
簡単な説明を加えたガイドブックを紹介していきます。
原著者は、ここのブログで取り上げてきた
今までの多くの聖書のガイドブックと同様に、
Erkki Koskenniemi(エルッキ コスケンニエミ)牧師です。
なお、今までと同様に、日本語に訳すに当たり、
日本とは直接関係のないフィンランドについての記述を削除する等、
一部編集をしている場合があります。ご了承ください。(翻訳者より)



「ローマの信徒への手紙」ガイドブック

著者 Erkki Koskenniemi(フィンランドルーテル福音協会牧師、神学博士)

日本語版編集者 高木賢(フィンランドルーテル福音協会宣教師、神学修士)



はじめに


使徒パウロの記した「ローマの信徒への手紙」は、
ルター派のキリスト信仰者にとって、聖書の中で一番愛着がある書物です。
これは、アウグスティヌスやルターなど、
キリスト教会の偉大な教師たちを教え、導いてきた、
教会にとっての真の宝物です。
この手紙は、キリストについての福音を、
基本的なところから上手にわかりやすく説明しています。
ですから、この書物を一緒に学ぶのはとても喜ばしいことです。
「ローマの信徒への手紙」はすっかり暗記してしまうほど学ぶべきである、
とも言われます。
この手紙は、聖書全体の中心的な書物であり、
粒ぞろいの真珠の輪の中でも、
ひときわ輝きを放っている素晴らしい真珠なのです。