2014年1月8日水曜日

「ヨハネによる福音書」ガイドブック 第18回目の質問


「ヨハネによる福音書」1819
 
18回目の質問


イエス様は捕らえられ、死刑の判決を受け、十字架に架けられます。

1)なぜイエス様の受難の歴史について
4つの福音書の描写があるのでしょうか。
受難史の記述に関して、
「ヨハネによる福音書」と「マルコによる福音書」との間には
どのような共通点と相違点があるでしょうか。

2)なぜイエス様の敵対者たちは、
ユダの裏切りを利用してイエス様を捕まえようとしたのでしょうか。
なぜ彼らは、街角でイエス様をさっさと逮捕しなかったのでしょう。

3)なぜアンナスとカヤパという二人の大祭司の名が
ここで出てくるのでしょうか。

4)ファリサイ派とサドカイ派は、
それぞれイエス様とどのような関係にあったでしょうか。
比較してください。

5)ペテロは周りの人に、
「イエスなど知らない」、と言います。
彼のこうした態度には納得がいきますか。
閉じられた中庭で敵に囲まれ焚き火にあたっていた
彼の状況を思い浮かべてみてください。
あなたなら、このような場合にも
イエス様を周りの人に告白する勇気があるでしょうか。

6)あなたは日常生活の会話の中で、
イエス様を信じていることを告白する勇気が十分にありますか。
あなたは何を恐れていますか。
あるいは、なぜあなたは恐れないのでしょう。

7)ポンテオ・ピラトはどのような人物でしたか。
彼はどのような職歴の持ち主ですか。
また、彼はユダヤ人に対してどのような態度をとりましたか。

8)どういうわけでユダヤ人はイエス様を憎んだのでしょう。
ローマ人に対して彼らは、
イエス様のことを別の理由をつけて責めました。
その理由とは何でしょうか。

9)「真理とは何か」、
とピラトはイエス様の言葉に返答し質問しました。
ただしピラトは、何が正しくて何が間違っているか、
という問題を真剣に取り扱う気はなく、
彼が陥ったやっかいな状況から
何とかして逃れる方法を模索していたのです。
真理に関する問題は、
私たちにとってどのような意味を持っているでしょうか。

10)イエス様が鞭打たれたことには、
どのような意味があったのでしょうか。
ピラトの意図していたことは何でしょうか。

11)なぜユダヤ人たちは、
イエス様とその他の二人の死刑囚とを
速やかに十字架から降ろそうとしたのでしょうか。
なぜイエス様を急いで墓に埋葬しなければならなかったのでしょうか。

12)多くの者がおびえている中で、
数人の人々が勇気を持って行動に移りました。
「ヨハネによる福音書」で、ニコデモは以前にも登場しています。
それはどのような状況でしたか。


13)イエス様は、
普通の人間が死ぬようにして死んで、墓に収められました。
とりわけ中世の人々は、受難をテーマにした賛美歌の中に、
イエス様が死んでくださったおかげで、
イエス様を信じる者は一人孤独に
(死という)未知の世界に踏み込まなくてよいことに、
大きな慰めを得ていました。
ところで、あなたは死を恐れていますか。