2014年5月26日月曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 終わりのメッセージ(3章) 


終わりのメッセージ 

「この世のすべての罪深い人たちに」

この世の罪深い人たちに、今、次のような言葉が響き渡っています、
「さあ来なさい。
すべてはすっかり用意が整っていますから。
天のお父様は、その愛する御子を死に渡されました。
御子はあがないのみわざを成し遂げられました。
御子は、 全世界の罪を帳消しにするための生け贄として、
十字架でその血と命とを捧げてくださいました。
御子は死と地獄と悪魔とに勝利なさいました。
そして、栄光に包まれて復活なさり、
私たちのために永遠の命、義、天の御国における不死の命を
準備してくださったのです」。
これが、短くまとめられた福音の教えの内容です。

福音の本質は、律法のそれとはまったく異なっています。
律法は、脅かし、怖がらせ、行いと報酬を要求します。
ところが、
どうしようもなく罪深いが、キリストを受け入れ、
キリストの御名を信じている者たち皆に対して、
福音は、キリストのゆえに、
何の見返りを要求せずに、
喜ばしき救いの宝をまるごと約束し、
また、実際にそれをプレゼントしてくれるのです。


F. G. Hedberg