2012年6月4日月曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 16章1~11節 七つの怒りの杯(その2)


 
七つの怒りの杯 16111節(その2)
 
 
5節には「水の天使」という
謎めいた表現がでてきます。
「ヨハネの黙示録」は、
風をつかさどる天使(「ヨハネの黙示録」71節)や、
火をつかさどる天使(「ヨハネの黙示録」1418節)
について語っています。
神様は、天使たちに
自然に関係する仕事を
分担させておられるように見えます。
彼らは自然を守り、
その世話をし、
自然の中で彼らが行うよう
神様から命じられたことを実行します。
「水の天使」は、
自然界の水脈の責任を担当する
神様の僕であると思われます。
   
前の幻で天国に入った人々と同様に、
天使たちも
神様がなさることをそのまま受け入れ、
神様に感謝します。
たとえ神様の裁きが厳しく残酷なものに感じられるとしても、
神様の御業はそれでもやはり正しい、
ということを彼らも知っています。
これは、
神様が裁きを実行せずには済ませられないほど、
多くの悪がこの世の中には存在する、
ということです。