七つの怒りの杯 16章1~11節(その2)
5節には「水の天使」という
謎めいた表現がでてきます。
「ヨハネの黙示録」は、
風をつかさどる天使(「ヨハネの黙示録」7章1節)や、
火をつかさどる天使(「ヨハネの黙示録」14章18節)
について語っています。
神様は、天使たちに
自然に関係する仕事を
分担させておられるように見えます。
彼らは自然を守り、
その世話をし、
自然の中で彼らが行うよう
神様から命じられたことを実行します。
「水の天使」は、
自然界の水脈の責任を担当する
神様の僕であると思われます。
前の幻で天国に入った人々と同様に、
天使たちも
神様がなさることをそのまま受け入れ、
神様に感謝します。
たとえ神様の裁きが厳しく残酷なものに感じられるとしても、
神様の御業はそれでもやはり正しい、
ということを彼らも知っています。
これは、
神様が裁きを実行せずには済ませられないほど、
多くの悪がこの世の中には存在する、
ということです。