2012年4月23日月曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 12章13~18節 教会を滅ぼそうとする悪魔


  
教会を滅ぼそうとする悪魔 121318
  
 
地上に投げ落された悪魔は、
神様に属する人々に対して集中攻撃を仕掛けてきます。
おそらく、ヨハネに今示されたことは、
この章の初めに語られたのと同じ内容をあらわしているのでしょう。
ヘロデの怒りから逃れてエジプトへと旅するマリアを、ヨハネは見ます。
悪魔はヘロデを使って神様の御子とその母親を殺そうとしましたが、
神様はそれを許しませんでした。
イエス様が天に上り、もう手が出せなくなると、
悪魔は怒りをぶつける対象をかえました。
今、その怒りは神様に属する人々に向けられています。
とりわけ最初の頃のクリスチャンは、
この怒りをきわめて惨いかたちで経験することになりました。
彼らは迫害され、投獄され、井戸に投げ込まれ、
ライオンの前に引っ張り出されました。
そして、このようなことが起こったのは、
まさに、クリスチャンが神様の御言葉を守り、
イエス様への信仰を公に告白したからなのです。
17節の終わりで言われている通りです。
  
この章の終わりはおそろしいことを語っていますが、
にもかかわらず、それを外側から包むようにして、
神様に属する人々を励まし慰める内容が書かれています。
悪魔の活動は、それを神様が許可されるかどうか、によって左右されます。
悪魔は自由には活動できません。
とりわけこれは、神様に属する人々を襲う時に当てはまります。
このことを覚えるとき、
いかなる場合でもあわてる必要はないことがわかります。
神様は私たちの世話をしてくださいます。
私たちに起こることは、
神様がそうなるのを許されたことがらだけなのです。