2011年12月7日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 5章5~14節 ほふられた小羊(その3)

 
ほふられた小羊 5514節(その3) 

  
  
8節には、
天国にいる者たちが金の器に入れて小羊の御前にたずさえて行く
「犠牲の香」が出てきます。
そして、これは聖徒たちの祈りだ、と言われています。
「聖徒」とは、天国にいる人々のことではなく、
この世で生きている「神様に属する人々」を指しています。
つまり、私たちの祈りは天国で聴かれているのです。
それらは、あたかも犠牲の香のように、
神様の御座のもとへと昇っていき、
天国での礼拝の一部分にさえなっています。
天国にいる者たちがイエス様の御前にひれ伏すとき、
彼らは金の器の中に私たちの祈りを運んで行きます。
そしてイエス様は、天国にいる者たちの賛美と共に、
それらの祈りを聴いてくださいます。
    
9節では、
四つの生き物と二十四人の長老とが「新しい歌」を歌います。
すでに旧約聖書の時代に、
大きな祝会のために新しい歌が作られる習慣がありました。
それはこの箇所にもあてはまります。
イエス様がその手に巻物を受け取るのは、大きなお祝いの時です。
そのために新しい歌が用意され、
大きなお祝いを飾るものとして歌われているのです。
  
歌のメッセージは、新奇なことではなく、
古来変わることのない福音を伝えています。
神様の小羊は、ほふられることにより、
国境や国民や民族や言葉を越えて、
神様のために民を買い取られたのでした。
この方はすべての人のために十字架で死なれました。
それに基づいて、
私たちクリスチャンは神様に属する者になっています。
私たちはキリストを王としていただく国民です。
また、私たちは神様の祭司でもあるので、
神様の御許に行くことが許されています。
旧約の神殿では、
神様の御前に出ることができたのは、祭司のみでした。
イエス様はこの権利を私たち皆に買い与えてくださいました。
  
10節では、
神様に属する人々が地上を支配することになる、
という約束が与えられています。
彼らが支配する「地」とは、
神様がいつか創造される「新しい地」を意味しているものと思われます(211節)。
イエス様も、「柔和な人々は地を受け継ぐ」、と約束されています。
「地」という言葉で、イエス様がこの世を意味していたとはとても思えません。
考えられるもうひとつの解釈は、
地を支配する約束が「千年王国」についてであるとするものです。
この「千年王国」については20章でより詳しく語られています。
 

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