2010年3月3日水曜日

「エフェソの信徒への手紙」について 第2回目の終わりのメッセージ

  
  
第2回目の集まりのためのおわりのメッセージ
 
天のお父様、あなたは、
あなたの貧しく惨めな子である私を、
永遠の命をうけつぐために、
創造し、
貴いあなたの御子の血によってあがない、
あなたの聖霊様によって聖としてくださいました。

私は嘆きつつあなたに心から告白しますが、
人間的な盲目のゆえに、
私は、
このもっとも高価でまことに偉大な賜物である「永遠の命」が
どれほど大切なものか、
一度も理解したことがなかったのです。

永遠の命について、
それにふさわしいやり方で私は喜んだことがないし、
そのことを考えることによって、
慰めを受けることもありませんでした。
私は永遠の命を心の底から慕い求めたことも
ありはしませんでした。

残念ながら、
私の心はこの世的なことに向いていて、
世や、
目の欲求や、
肉の欲望や、
贅沢な生活の方を、
私はより多く愛してきました。

愛するお父様、
私のこの大きな罪と愚かさを赦してください。
私の心から、魂を汚しそれに反抗する、
世への愛着や、
はかない栄光への執着や、
肉的な欲望を、
根こそぎ抜き去ってください。

何のために
私がつくられ、
あがなわれ、
聖とされたか、
私が理解できるように助けてください。

私は、神様、
他の何よりもあなたを探し求め、
あなたのみを愛し、心から慕うために、
そうして、
あなたと永遠の命以外は何も望むことがないように、
また、
あなたより他のものを慕ったり願ったりしないように、
つくられ、
あがなわれ、
聖とされたのです。

ちょうど鹿が小川を慕うのと同じように、
私の魂もまたあなたを慕い求めるように、
私の中に
永遠の命への聖なる渇きを起こしてください。
いかなる苦労や圧迫や迫害や悲しみも
私をこの希望から引き離すことがないように、
助けてください。
なぜなら、私は、
私のあがない主が活きておられることをしっており、
この方に私がおいている希望は、
私を恥ずかしい目にあわせることなどは許さないからです。
どうか、あらゆる十字架と苦しみの中で、
永遠の命の希望が
私を慰め、喜ばせ、
そうして、
悲しみをみな和らげて取り除いてくださいますように。

ヨハン・アルント 「楽園の薬園」