2010年1月22日金曜日

「エフェソの信徒への手紙」 第1回目の終わりのメッセージ

第1回目の集まりのためのおわりのメッセージ

天のお父様、あなたは、
あなたの貧しく惨めな子である私が永遠の命を受け継ぐために、
私を創造し、貴いあなたの御子の血によってあがない、
あなたの聖霊様によって聖としてくださいました。

私は嘆きつつあなたに心から告白しますが、
人間的な盲目のゆえに、私は
このもっとも高価で非常に大きな賜物である「永遠の命」がどれほど大切なものか、
一度も理解したことがなかったのです。

私は永遠の命について、
それに対する相応な思いをもって喜んだことがないし、
それを考えることを通して慰めを受けることもありませんでした。

私は永遠の命を心の底から慕い求めたこともなかったのです。
残念ながら、
私の心はこの世的な事柄に向いていて、
世や、目の欲求や、肉の欲望や、贅沢な生活の方を、
私はより多く愛してきました。

愛するお父様、
私のこの大きな罪と愚かさを赦してください。
私の心から、
魂を汚しそれに反抗する、世や儚い栄光への執着や、肉的な欲望を、
根こそぎ抜き去ってください。
何のために私がつくられ、あがなわれ、聖とされたか、
私が理解できるように助けてください。

私は、神様、他の何よりもあなたを探し求め、
あなたのみを愛し、心から慕うために、
そうして、
あなたと永遠の命以外の他は何も望むことがないように、
また、あなたより他のものを慕ったり願ったりしないように、
つくられ、あがなわれ、聖とされたのです。

ちょうど鹿が小川を望むのと同じように、
私の魂もまたあなたを慕い求めるように、
私の中に永遠の命への聖なる渇きを起こしてください。
いかなる苦労や圧迫や迫害や悲しみも、
私をこの希望から引き離すことがないように、
助けてください。

なぜなら、私は、
私のあがない主が活きておられることをしっており、
この方に私がおいている希望は、
私を恥ずかしい目にあわせることなどは許さないからです。

どうか、あらゆる十字架と苦しみの中で、
永遠の命の希望が私を慰め、喜ばせ、
そうして、悲しみをみな和らげて取り除いてくださいますように。

ヨハン・アルント 「楽園の薬園」