2008年10月15日水曜日

マルコによる福音書について 第2回目の質問

第2回目の集まりのために

マルコによる福音書2章1節~3章6節

奇跡と前代未聞の権威によるイエス様の活動

1)2章1~11節の箇所では、罪の赦しの宣言につづいて起きた奇跡について語られています。ここで奇跡は何についてのしるしなのでしょうか?

2)ダニエル書7章11~14節を読んでください。「人の子」とは誰ですか?そして、それはどういう意味でしょうか?

3)神様の永遠の御国についての話は、私たちにとってどのような意味を持っているでしょうか?どのようなことがらが、私たちに対してこの話を疎遠にしてしまうでしょうか?あるいは、大切な愛すべきものにするでしょうか?

4)この章で扱った箇所ではじめて、征服者(ローマ)に協力して働く「取税人」が登場します。私たちが知る限り、スパイ行為や虐待や暗殺といった血塗られた手段を利用しない独裁者はひとりもいませんでした。これは人間の本質について何を語っているでしょうか?

5)ファリサイ人とは誰でしょう?私たちは、どの点で彼らの二の舞にならないように気をつけるべきでしょうか?また、どの点で彼らから学ぶべきでしょうか?

6)「私は、罪のない人たちではなく、罪人たちをさがしにきました。」とイエス様は言われています(2章17節)。このことについて私たちは十分に話し合ってきたでしょうか?

7)イエス様は、「私の弟子たちは、私が彼らと共にいないときに、断食します。」とはっきり言われています(2章20節)。ルター派の教会では、灰の水曜日[1]からイースターまで長い断食をし、アドヴェント[2]からクリスマスまで短い断食をします。こうして大きなお祝い(イースターとクリスマス)に備えるのです。 

8)あなたがたは「断食」についてどう思いますか?なぜ伝統的な教会の習慣である断食が現代では廃れてしまったのでしょうか?どのようにすれば、断食を再び意義深く実行できるでしょうか?

9)私たちクリスチャンの休日は安息日(土曜日)ではなく、イエス様が復活されたお祝いの日である日曜日です。それゆえ、礼拝は毎回イエス様の復活を祝う集まりなのです。私たちにとって日曜日はその本来の意味を帯びているでしょうか?日曜日に何をしてよく何をしてはいけないのでしょうか?どのようにすれば、日曜日の意味を大切にすることができるでしょうか?

[1] 灰の水曜日は、復活祭(イースター)の46日前で四旬節の初日にあたります。
[2] 教会暦を用いるルター派教会ではこの日から教会暦の一年が始まります。第一アドヴェント主日から3週間後の第四主日が、クリスマス直前の日曜日にあたります。