2015年10月2日金曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 9章30節〜10章21節 神様のメッセージに耳を傾けないイスラエル(その1)


神様のメッセージに耳を傾けないイスラエル 930節〜1021節(その1)


パウロは救いへの二つの道を提示します。

神様は御子を
この世に送られ、苦しみにあわせ、死なせ、死者の中から復活させました。
その後で神様は、
キリストのあがないの血によってすべての罪が帳消しにされたことを、
全世界に知らせようとなさっています。
この救いの道を聴いて受け入れる者が
異邦人(非ユダヤ人)たちの中から出てきました。

ところが、この道はユダヤ人たちには受け入れられませんでした。
相も変わらず彼らは古くからあるもう一つの道を歩もうとしたのです。
この道は、
神様が定めたモーセの律法を実行する者が神様の御前で義しい者である、
とする救いの考えかたです。

ユダヤ人はたしかにこのことには非常に熱心ですが、
キリストが律法の終わりであり
信じる者皆にとっての義であることを
認めようとはしません。
救いというものが
神様から賜物としてただでいただけるほど簡単であるはずがない、
と彼らは考えます。

しかし、実に神様の御旨とはこういうものなのです。