2014年6月13日金曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 4章13〜25節 死の只中にある命(その2)


死の只中にある命 41325節(その2)


アブラハムの信仰は、私たちにとって模範的です。
アブラハムは神様から、自分の子孫について、
それが大いなる一族となって行く、という約束をいただきました。
アブラハムは、この約束を堅く信じ続けました。
彼自身も彼の妻であるサラも、
人間的に見れば、もはや子孫を作れない身体になっていたにもかかわらず、
神様は約束なさったことを必ず成就なさる方である、
とアブラハムはすっかり確信してしました。
神様は死の只中でも命を呼び起こすことがおできになる、
というこの粘り強い信仰が、義と見なされたのです。
同様に私たちも、
イエス•キリストを死者の中からよみがえらせた神様を
信頼することができます。

パウロは驚くべき信仰告白でこの章を閉じます。
すなわち、イエス•キリストは、
私たちの罪過のゆえに十字架に打ち付けられ、
私たちを義とするために死者の中からよみがえらされた、
という信仰告白です。

神様の救いの御業は、
私たちの全く外側から私たちの許へと到来するのです。
私たちを守ってくれるのは、
私たち自身の義なのではなく、
他の方の義、キリストのあがないの御業です。