2014年6月11日水曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 4章13〜25節 死の只中にある命(その1)


死の只中にある命 41325節(その1)


パウロは深遠な思索を続けます。
神様は、まずアブラハムに、
信仰による義と、
アブラハムが多くの国民の父となるという約束とを
お与えになりました。

神様のやり方は、
いったん与えてはまた取り去る、
といった浅はかな人々のやり方とは違います。

約束し与えてくださる時に、
神様は後から条件を付け加えるようなことはなさいません。
ですから、
約束よりも後になって人に授けられた律法が、
信仰による義を無効にすることはできないのです。
もしもそのようなことをしたら、
神様は、人に天の御国を継ぐ権利を授ける約束をしておきながら、
後からそれを打ち消して権利を取り上げてしまうことになるからです。
神様はそのようなことはなさいません。

今でも神様は、
アブラハムにそうなさったように、
恵みにより、信仰を通して、罪の赦しを与えてくださるのです。