2013年10月24日木曜日

「ヨハネによる福音書」ガイドブック 17章20~26節 教会についての祈り(その1)



教会についての祈り 172026節(その1)


イエス様の祈りの最後の言葉は、
弟子たちだけに向けられたものではありません。
この言葉は、キリストの教会全体に対するものでもあります。
すなわち、歴史全体を通じて、
イエス様の弟子たちが伝えてきた御言葉を信じた人々や、
それをさらに次の世代へと伝えてきた人々全員にも
向けられているのです。
イエス様は、ふたつのことを祈ります。
第一に、イエス様に属する人々が「ひとつ」であるように、
第二に、彼らがいつかはイエス様の御許(すなわち、神様がおられるところ)
にいられるようになることです。
御自分に属する者たちが「ひとつ」であるように、
という主イエス様の祈りは、
「ヨハネによる福音書」が書かれた当時にもあった
心が痛む問題を示唆しています。
すなわち、
ユダヤ人キリスト教徒と異邦人キリスト教徒との間に緊張があり、
様々な異端の分派が教会全体の一致をひどく傷つけていたのです。
しかし、イエス様は、
御自分に属する者が皆ひとつの生命共同体を形成して、
御父と御子が同質であるのと同じように
「ひとつ」となるように、と祈られます。
この世には、
イエス・キリストが御自分の花嫁として用意してくださった
唯一つの教会しかありません。
教会が無数に離散している現実は、
人間が惹き起こしたものであり、
その原因は人間の罪深さにあります。

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