2011年8月24日水曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック いつどこで?

 
いつどこで?
 
「ヨハネの黙示録」はおそらく西暦90年代に書かれたと思われます。
当時ローマ帝国を支配していたのは皇帝ドミティアヌスでした。
宗教的にも地域差がある帝国内部を均一化するために、ドミティアヌスは「ローマ帝国内の住民は皆、ユダヤ人を除いて、皇帝を神として敬うように」という勅令を出しました。
当然ながら、このような要求をクリスチャンは受け入れることができませんでした。
彼らは第一戒(「あなたには私のほかに神があってはならない」)の命じていることを知っていたからです。
その結果クリスチャンは厳しい迫害の対象になりました。
死の脅迫によって、皇帝の像の前で敬礼するようにクリスチャンは強制されました。
おそらくこうした迫害の中でパトモスという島にヨハネは追放されたものと思われます。
そこでイエス様が彼の前に現れて「ヨハネの黙示録」に書かれてあることを幻として見せてくださったのでした。