2011年8月19日金曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 聖書研究会のはじめとおわりの祈り

これからは、「ヨハネの黙示録」についてのガイドブックを紹介していきます。
この本も信徒による聖書研究会で用いられることを想定して書かれています。
著者は、日本伝道111年の歴史を持つフィンランドルーテル福音協会で牧師として働いている人です。
今回は、聖書研究会を行うときの、はじめとおわりの祈りの一例として挙げられている次の祈りを紹介します。
 

「ヨハネの黙示録」ガイドブック
 
著者 ヤリ ランキネン (牧師)
日本語版翻訳編集 高木賢 (神学修士)


聖書研究会のはじめの祈り
 
私の神様、私たち罪人に霊的な宝庫、あなたの御言葉を開いてくださったことを感謝します。
私たちを聖書の中へと連れて行ってください。
聖霊様を私たちの指導者としてお与えください。
私たちが何を必要としているか、あなたはご存知です。
ご覧のとおり、私たちは貧しく飢え病気で裸です。
あなたの宝物をください。
ひもじい者に食べ物を、病人に薬を、裸の者に着る物を与えてください。
御言葉を学ぶときに常にそこからイエス・キリストを見出すことができるように、聖霊様の恵みをお与えください。
イエス様の中にあらゆる富が隠されています。
私たちがよりよく「主イエス様を着る」ことができるように、御言葉の学びを祝福してください。
イエス様が私たちの義であり模範であられますように。
そして、私たちが救い主についての理解と恵みの中で成長していきますように。
イエス様のゆえに私たちの祈りを聴いてください。
アーメン。
 
(ヨハンネス ベック 「異国人(天国人)の家庭生活」)
 

聖書研究会のおわりの祈り
  
愛する天の御父様、私たちがあなたの御言葉の宝庫で宝物を集めることができたことを感謝します。
信仰を通して私たちはあなたが共にいてくださるという力を実感することができました。
あなたは御言葉を通して私たちに話しかけてくださいました。
私たちはあなたの叱咤と激励の御声を聴きました。
御言葉は私たちの隠された罪を明るみに出してくれました。
御言葉は私たちにイエス様の御名により罪の赦しの恵みを確言して、私たちを慰め、新しい命を与えてくれます。
あなたの御言葉は霊と命です。
御言葉から私たちは平和と健康と救いをいただきます。
今もまた私たちは御言葉からイエス様を見出しました。
私たちは御言葉を心の中にしっかりとしまいたいと思います。
主イエス様、私たちの中に住みに来てください。
聖霊様によって私たちを支配してください。
私たちがあなたの御声に耳を傾けるようになさってください。
そして、私たちを御言葉を聴くだけではなくそれを実行する者にしてください。
聖霊様、私たちが御言葉をより深く慕うように私たちを教え導いてください。
三位一体なる神様、あなたの測り知れない恵みのゆえに私たちの祈りを聴いてください。
 
「主の祈り」を祈りましょう。
   
(ヨハンネス ベック 「異国人(天国人)の家庭生活」)