2009年9月18日金曜日

マルコによる福音書について 14章12~16節

過ぎ越しのお祝いの食事の準備 14章12~16節

ユダヤ人たちが過ぎ越しのお祝いの食事をどのように準備するか、マルコによる福音書は語っています。これらの記述を基にして、私たちは福音書に書かれている出来事の起きた正確な日時を知ることができます。今は種入れぬパンの最初の日であり、過ぎ越しの食事の準備の日です。それはニサンの月の14日です。つまり、イエス様は翌日のニサンの月の15日に十字架にかけられたことになります。ヨハネによる福音書によると、ユダヤ人たちはまだお祝いの食事をしておらず、過ぎ越しの羊をほふる儀式が始まった時、すなわち、ニサンの月の15日に、イエス様は死にました(ヨハネによる福音書18章28節、19章31節)。ここで大切なことは、これらの出来事は神様が指し示されている道にそって進行している、ということです。怒りと殺意のうずまく中、イエス様はこの道を歩まれていきます。そして、しるしを用いながら人々に「神様が彼らと共におられる」ことを示されます。名前もわからないある人が、神様の御子の最後の晩餐のために二階の広間を提供してくれました。