2009年1月9日金曜日

マルコによる福音書について 7章14~23節

民に向けられた率直な宣教 7章14~23節

イエス様は、ファリサイ人たちや律法学者たちの教えをたんに個人的に批判するだけでは満足なさいませんでした。イエス様は民を呼び集められました。そして彼らに、「律法遵守に関する質問への答えをイエス様から厳しく要求した者たちに対して、イエス様がどのようにお答えになったか」について率直に宣教なさいました。人間にとって危険なのは、外部から人に入ってくるものではなく、人の内部から出てくるものなのです。イエス様はこの御言葉を次のように単純に説明されました。「人が食べるものはまずお腹の中に入り、それから外に排泄されるので、食べ物は人にとって危険なものではありません。それとは逆に、人間をだめにするのは、悪い行いを生み出す悪い心です。」そして、イエス様は「悪い行い」について具体的な例をたくさん挙げておられます。[1] このように、イエス様はあらゆる食べ物を清いものとされました。

[1] 不品行、盗み、殺人、姦淫、貪欲、邪悪、欺き、好色、妬み、そしり、高慢、愚痴。