2017年9月8日金曜日

私たちは聖餐について何を信じていますか?(その9)

私たちは聖餐について何を信じていますか?(その9)

フィンランド語版著者 ヤリ・ランキネン
(フィンランド・ルーテル福音協会牧師)
日本語版編集・翻訳者 高木賢
(フィンランド・ルーテル福音協会)

どのような人が聖餐式に参加できるのでしょうか?
イエス様は聖餐の食卓におられ、
みもとに来るように呼びかけておられます。
2000年前に、
イエス様にとって「悪すぎる人」は誰もいなかったし、
イエス様を必要としないほど「善すぎる人」もいませんでした。
これは今も変わりません。


「自分が聖餐式に参加するために十分ふさわしい状態になってから、
聖餐式に行こう」、と考えている人が驚くほどたくさんいます。

ところが、ルターは次のように書いています、
「もしもあなたが本当に自分の義や清さを見つめて、
もはや何ものもあなたを誘惑できないような状態に至るまで
努力するつもりでいるなら、
あなたはいつまでたっても
決して聖餐式に参加することができないでしょう」。

悪魔は人にその人の罪をこれみよがしに示してきます。
なぜなら、
悪魔は人がイエス様から離れたままでいることを望んでいるからです。

聖餐式というのは、
人が目を自分自身から完全に背けて、
イエス様を見つめることにほかなりません。

イエス様から人は、
神様の子どもが生活を続け天国に入るために必要なすべてのものを、
贈物としていただくのです。