1500年代に本格化した宗教改革において誕生した
福音ルーテル教会(福音ルター派教会)は、
キリスト教信仰についての自らの立場を
「ルーテル教会信条集(一致信条書)」に明記しました。
この信条集には、
古来より西方教会の教えの根幹として公認されてきた
三つの信条(信仰告白)が含まれています。
この事実は、
ルーテル教会が西方教会の教えの伝統を尊重し
忠実に継承してきたことを示しています。
これら三つの信条、
使徒信条、ニケア信条、アタナシウス信条をラテン語版より訳出します。
今回は使徒信条です。
今回は使徒信条です。
(高木賢、フィンランド・ルーテル福音協会、神学修士)
天地の造り主、
全能の父なる神様を
私は信じます。
そして、
神様のひとり子、私たちの主なるイエス・キリストを
私は信じます。
ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、
十字架につけられ、
死んで葬られ、
三日目に死者の中から復活し、
天にのぼり、
全能の父なる神様の右に座られました。
主はそこから来て、
生きている者と死んだ者を裁かれます。
聖霊様を
私は信じます。
また、
聖徒の交わり、
罪の赦し、
からだの復活、
永遠のいのちを信じます。
アーメン。
[1] Die Bekenntnis-Schriften der
evangelisch-lutherischen Kirche
1998 Herausgegeben im Gedenkjahr der
Augsburgischen Konfession 1930. 12. Aufl., 47. -49. Tsd.
Göttingen
: Vandenhoeck & Ruprecht.
s. 21. “Symbolum Apostolicum”
[2] ”de”
[3] ”ex”
[4] ”descendit ad inferna”
[5] ”sanctam ecclesiam catholicam”