これからどこへ? 15章20〜33節(その2)
パウロの宣教にかける情熱からは学ぶべきものがあります。
当然ながら、
身近の人々に対して伝道していくのも大いに必要なことです。
現状では、神様が望まれるようなかたちで
キリストが人々に十分に知らされてはいないからです。
それゆえに、神様は新しい働き人を絶えず召してこられたのです。
しかし、全世界伝道については、
私たちはさらに熱く燃えるようなヴィジョンをもつべきでしょう。
キリストについての福音のメッセージを
あらゆるところへ携えて行かなければなりません。
これは、私たちがその通りに行うように義務づける
キリスト御自身による命令なのです。
苦しみに満ちたこの世界の只中で、
私たちも豊かに実った畑を目にしながら、
それを収穫する働き人たちが与えられるのを待っています。
伝道のために海外に出発する人々の数はわずかです。
なぜそうなのか、私たちは皆、その理由を自問してみるべきでしょう。
神様がほかでもなく私をお使いになりたいのかどうか、
じっくり慎重に考えてみる必要がありそうです。
その上でもしも自分の国に残るという結論に至ったならば、
私たちのやるべきことは、
他の人たちが宣教師になるように祈ることであり、
彼らが私たちのかわりに海外へ出かけていくことをちゃんと理解することです。