2016年9月21日水曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 15章1〜6節 キリストの模範(その1)

壮大な計画

「ローマの信徒への手紙」15

今回取り上げる章で、
パウロは世界伝道を進めるための計画を公表します。
しばらくの間大使徒と一緒に腰を下ろして、
この計画がどのように実現するか、
息を凝らして見守ることにしましょう。

その話題に入る前に、
パウロはこの15章でも前章ですでに取り上げた内容をひき続き考察しています。
すなわち、
どのようにキリスト信仰者がお互いに愛を持って配慮し支え合うべきか、
パウロは語り続けるのです。

このことについてはすでに前回に検討を加えました。
依然として困難なこの周知の課題を復習することにしましょう。
15章で、さらにパウロは大切な視点を新たに提示しています。


キリストの模範 1516節(その1)

キリスト信仰者たちが互いにどのように 愛し合うべきか、
また、
彼らの間に生じうる(意見のなどの)相違をいかにして愛によって覆うべきか、
についてパウロはすでに長文を重ねてきました。

教会員各自が他の人々のことを配慮するよう心がける時に、
教会員同士の関係がもっともよい形で保たれることになります。
「強い」キリスト信仰者は、
「弱い」キリスト信仰者が躓いて
信仰の道から外れてしまわないようにするために、
自分の有する霊的な自由をあえて行使しないほうがよい場合もあることを
念頭に置いて行動するべきである、
とパウロは強調しています。

最初の節で彼は、
自分がすべての食べ物を等しく清い物として
神様の御手から感謝して受け取ることができる
「強い」キリスト信仰者であると認めています。
また彼はユダヤ人の祝祭の暦にも同じ姿勢を取っています。
パウロが自らの振る舞いによって
キリスト信仰者のあるべき模範を示したことを、
私たちは前回確認しました。

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