2015年8月5日水曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 8章18〜30節 困難な状況の下での希望(その2)


困難な状況の下での希望 81830節(その2)
  

パウロによれば、
このような困難を抱えているのは何も私たちだけではありません。
被造物世界全体が、
神様の子どもたちが栄光に包まれて現れ
新しい天と地が創造される日を待ち望んでいるのです。
それと同様に私たちも、
ため息とともにこの希望が実現するのを待ち続けています。

今この文章を読んでいる皆さんは、
ここで私が天国への望郷の念について語るのを
わかってくださるのではないでしょうか。
この思いは、時として私たちの心を強く揺さぶります。
「自分はこの世に属していない」ということを実感する場合があります。
主を信じつつこの世を去った
愛しい親戚、友人、知人たちとの天国での再会を待ち望む時に、
私たちの心は天の御国への郷愁にかられます。

私たちには忍耐が必要です。
まだ私たちは(見えないものを信じる)信仰の中に生きており、
天の御国を実際に見ることはできないからです。
イエス様が教会と御自分の民にくださった最高の贈り物が、
今の私たちを守っています。
この贈り物とは、聖霊様のことです。

慰め主なる聖霊様は、
私たちが自分を孤児だと勘違いして孤独で苦しまないように
守護なさっています。

私たちがどうにも祈ることができない時、
聖霊様は、声にならないため息と共に、
私たちのために祈ってくださいます。