困難な状況の下での希望 8章18〜30節(その2)
パウロによれば、
このような困難を抱えているのは何も私たちだけではありません。
被造物世界全体が、
神様の子どもたちが栄光に包まれて現れ
新しい天と地が創造される日を待ち望んでいるのです。
それと同様に私たちも、
ため息とともにこの希望が実現するのを待ち続けています。
今この文章を読んでいる皆さんは、
ここで私が天国への望郷の念について語るのを
わかってくださるのではないでしょうか。
この思いは、時として私たちの心を強く揺さぶります。
「自分はこの世に属していない」ということを実感する場合があります。
主を信じつつこの世を去った
愛しい親戚、友人、知人たちとの天国での再会を待ち望む時に、
私たちの心は天の御国への郷愁にかられます。
私たちには忍耐が必要です。
まだ私たちは(見えないものを信じる)信仰の中に生きており、
天の御国を実際に見ることはできないからです。
イエス様が教会と御自分の民にくださった最高の贈り物が、
今の私たちを守っています。
この贈り物とは、聖霊様のことです。
慰め主なる聖霊様は、
私たちが自分を孤児だと勘違いして孤独で苦しまないように
守護なさっています。
私たちがどうにも祈ることができない時、
聖霊様は、声にならないため息と共に、
私たちのために祈ってくださいます。