2018年10月31日水曜日

「ペテロの第一の手紙」ガイドブック 1章13〜25節 結論へ!(その7)

1章13〜25節 結論へ(その7)

ペテロを通して新約聖書に記された御言葉は、
キリスト教信仰の核心に触れる感動的なメッセージです。
それはまた宗教改革者マルティン・ルターの
「小教理問答書」での「使徒信条」の説明の背景にもなっています。
この教えはキリスト信仰者ひとりひとりに日々の生活の指針を与えてくれます。

「主は、
(罪に)敗北し永遠の滅びの宣告を受けた人間である私を、
金銀によってではなく、
御自身の聖なる尊い血、
罪なくして受けた苦しみ、
および死によって、
あらゆる罪と死と悪魔の力とから救い出し、
獲得し、勝ち取ってくださったことを、
私は信じます。

それは、
主が死からよみがえり、
永遠(の世界)において支配しておられるのと同様にして、
私が主に帰属する者となり、
私も御国において主の御許で活きて、
永遠の義の中で罪のない祝福された者として
主に仕えるようになるためです。
これは確かに本当のことです」

(ルター「小教理問答書」の使徒信条の説明より。
ドイツ語版から高木が訳出)