2015年1月23日金曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 7章


罪の圧制の下で

「ローマの信徒への手紙」7



「ローマの信徒への手紙」全体を通じて、
この第7章こそが最も力強い章であると言えるでしょう。
まさにこの章に基づいて、
「キリスト信仰者は同時に、罪深い存在でもあり、聖なる存在でもある」、
と私たちは教えることができます。
ですから、 
この章の与えてくれる大きな慰めを
自分にあてはめて受け入れることができるように、
今とりわけ心を引き締めて聖書を読むべきなのです。
というのは、
神様の御言葉の伝えるこの真理を
否定したり忘れたりする教えが今の時代にも流布しているからです。
しかし、そのような教えによるかぎり、
キリスト信仰者は己の行いの奴隷となりはて、
希望のない生活を際限なく送ることになってしまいます。