2012年1月23日月曜日

「ヨハネの黙示録」ガイドブック 6章9~11節 第五の封印

 
第五の封印 6911
  
 
第五の封印が開かれ、ヨハネは殉教者の一群を見ます。
彼らは、裁きの日が早く来るようにと神様に祈っています。
殉教者たちが叫び求めているのは、復讐ではなく、公正です。
「最後の日」に正義が実現し、すべての人が公正に裁きを受けます。
その日に世の悪は止み、
新しく創造された、悪の存在しない世界における命が始まります。
「この日が早く来ますように」、と、
神様の御言葉のゆえに殺された人々は祈り願っているのです。
  
ところが、裁きの日はまだ来ていません。
殉教者たちには白い衣が与えられます。
白い衣は、天国の「清潔さ」をあらわしています。
殉教者たちは天国に着いて、今はあらゆる悪から守られています。
白い衣はそのしるしでもあります。
それから彼らは、「待っているように」、と命じられます。
悪はまだこの世界で猛威を振るうままにされています。
それは、
イエス様を信じるがゆえに殺される人々がこれからも出てくる、
ということを意味しています。