蜂の巣をつつくような行為 12章37(後半)~40節
イエス様はエルサレムで「外交術」などは一切用いられませんでした。死者の復活に関する質問への答えによってサドカイ派を徹底的に恥じ入らせると、イエス様は今度はすぐさま律法学者たち(その主だった人たちはファリサイ派に属していました)に対して激しい批判を浴びせました。批判の対象となったのは、彼らの見てくれだけの「偽善」でした。立派な信仰者という外見や周囲の人からの賞賛によっては、人は神様の御前では「自由」とはされません。ほかの人よりも抜きんでて模範的な信仰者だとされる人の内側で、罪はもっとも醜いかたちをとるものです。民からの尊敬を受けていた律法学者たちは結局は貪欲な偽善者にすぎませんでした。神様は人間によってだまされるようなお方ではありません。それゆえ、偽善者はほかの人たちよりも厳しい裁きを受けることになります。