2009年6月3日水曜日

マルコによる福音書について 12章41~44節

二枚のレプタ銅貨 12章41~44節

ユダヤ人たちは貧しい人たちに施しをすることを神様に喜ばれるよい行いであるとみなしていました。神殿にはこのための箱が置いてあり、そこに集まったお金は貧しい人たちに分けられました。過ぎ越しのお祝いのときに多くの金持ちたちは多額の寄付をしました。イエス様は寄付金の量などには惑わされません。イエス様は人の立場と本当の状態を見ておられます。人が生きるためにはほんのわずかなもので足りるのです。余分なお金はすべてほかの人たちにあげるべきだし、また、あげても自分が貧しくなったりはしないものです。ところが、そういうケースとは異なり、貧しいやもめは毎日の生活になくてはならないお金をもささげたのでした。そして、それこそが真に「ささげる」ということでした。