2015年11月11日水曜日

「ローマの信徒への手紙」ガイドブック 第9回目の質問

9回目の集まりのために 「ローマの信徒への手紙」911

イスラエルは神様が遣わしたキリストを捨てました。
それゆえ、神様の義を得る事ができませんでした。
しかし、
神様がイスラエルの父祖たちに与えた約束を忠実に守っておられることは、
旧約聖書的に「残された聖なる者たち」と表現されるユダヤ人たちが
存在することに示されています。
イスラエルの背信は際限なく続くものではありません。
救われる異邦人の数が満ちる時、
福音はユダヤ人にも受け入れられるようになります。 
自分たちの王様について、
イスラエルは異邦人と一緒に神様への感謝を捧げます。

1)ユダヤ人の問題は
キリスト教会の内部でも意見が大きく分かれる問題です。
国家として今存在しているイスラエルは
すでにキリストなしでも救いの途上にある、
という意見もありますし、
ユダヤ人に特別な地位を認めない人もいます。
この問題を扱っている最も重要な聖書の箇所は
明らかに「ローマの信徒への手紙」911章です。
この箇所によると、何が正しい答えになるでしょうか。

2)イスラエルの特別の地位を認めることは
現在のイスラエル国家の行動をすべて承認することになるのでしょうか。
キリスト信仰者がユダヤ人に敵意を抱くのは許されている行為ですか。
1128節を参照してください。

3)イスラエルの堕落は
キリスト信仰者にどのような教訓を与えるはずのものでしょうか。
1120節を参照してください。


4)自分の親戚や友人や自国民が
イエス様を救い主として受け入れようとせず頑なになっている状態は、
パウロにとってとても辛いことでした。
多くのキリスト信仰者は、
自分の子どもや配偶者や友人の不信仰について心を痛めています。
この問題に関連して「ローマの信徒への手紙」911章は
私たちにどのようなことを考えさせるでしょうか。
8章の終わり、前回の最後の質問に立ち返ってみましょう。