2009年2月2日月曜日

マルコによる福音書について 8章22~30節

目の見えない人の視力の回復 8章22~26節

不信仰で無理解な弟子たちとのやりとりの後で、イエス様は目の見えない男と話し合われます。この男の友人たちが助けをイエス様に求め、そして、イエス様はその人を癒されたのでした。目の見えない人についての出来事がこのタイミングで起きているのは、偶然ではないでしょう。ヨハネによる福音書9章もまた、「目の見えない者は見えるようになり、目の見える者は見えなくなる」ことを語っています(39節)。旧約聖書の大いなる予言が実現していくとき、神様が約束してくださった救いの時が来ているのです。


「あなたはキリストです!」 8章27~30節

フィリポ・カイザリヤの近郊で真実が明かされる時が来ました。イエス様はまず弟子たちに、「人々は私が誰であると言っていますか」とお尋ねになりました。洗礼者ヨハネ、エリヤ、あるいは預言者のひとり、などと答えはまちまちでした。引き続きイエス様は弟子たちにはっきりと「あなたがたは私が誰であると言いますか」と質問されました。弟子たちはどう答えたでしょうか?「イエス様はキリスト、神様の約束された王です」とペテロはためらわず素直に告白しました。こうして、イエス様をキリストと告白する光が世に一瞬輝きました。しかし、その後ふたたび「秘密のカーテン」が神様のお定めになった暗闇の時までこの告白の光を覆い隠すことになります。ともあれ、この段階で弟子たちはイエス様が「どなた」であるかしったのでした。