アタナシウス信条[1](ラテン語版から訳出)(その1)
1.
救われたいと願う者は皆、
2.
誰であれ、もしもこの信仰を、
その人は疑いもなく、永遠に滅ぶことになります。
3.
公同の信仰とは次のものです。
すなわち、
4.
というものです。
5.
父の位格と子の位格と聖霊の位格は別々のものです。
6.
しかし、
栄光は等質であり、
7.
父がおられるのと同じく、
8.
子は造られたものではなく、
聖霊は造られたものではありません。
9.
10.
父は永遠であり、子は永遠であり、聖霊は永遠です。
11.
しかも、三なる永遠ではなくて、一なる永遠です。
12.
それは、
三なる造られたものではないものや、
三なる計り知れないものがあるのではなく、
一なる造られたものではないものや、
一なる計り知れないものがあるのです。
13.
同様に、
14.
しかも、
三なる全能者がおられるのではなく、
一なる全能者がおられるのです。
15.
このように、
父は神様であり、子は神様であり、聖霊は神様です。
16.
しかも、
三なる神様ではなく、一なる神様です。
17.
このように、
18.
しかも、
三なる主ではなく、一なる主です。
19.
なぜなら、
キリスト教の真理によって、
それぞれの位格を個別に、
神様であり主である、と告白することを
このように、
三なる神様や三なる主について語ることを、
[1] Die Bekenntnis-Schriften der
evangelisch-lutherischen Kirche
1998 Herausgegeben im Gedenkjahr der
Augsburgischen Konfession 1930. 12. Aufl., 47. -49. Tsd.
Göttingen
: Vandenhoeck & Ruprecht. s.28. Symbolum Athanasii contra Arianos scriptum.
[2] ”catholicam fidem”
[3] ”integram inviolatamque”
[4] ”in
trinitate”
[5] ”personas”
[6] ”substantiam”
[7] ”divinitas”
[8] ”maiestas”
[9]
”coaeterna”
[10] ”Qualis
pater, talis filius, talis et spiritus sanctus”
[11]
”increatus”
[12] ”immensus”
[13]
”omnipotens”
[14]
”Dominus”
[16] ”catholica religione”